少年口伝隊一九四五

井上ひさしさんによる晩年の戯曲『少年口伝隊一九四五』を児童書として書籍化するためのブックデザインを担当させていただきました。
舞台は1945年の原爆投下直後の広島、口伝隊の少年たちを通して、終戦間際の様子が描かれています。イラストレーションはヒラノトシユキさん。ブックデザインでは、戯曲とイラストの世界観とのバランスを考えながら書体選定、レイアウトを行いました。見返しには眩しい黄色を使い、悲惨な状況の中でも明るさを見つけようとする少年のエネルギー感を込めて。